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外来(児童)

児童精神科の組織と診療業務

児童

[沿 革]
 当院の児童精神科は精神科に属し、1974年の医学部開設以来児童精神科の外来受付を成人の精神科とは独立して設け、大学付属病院での外来診療を行っています。


[概 要]
 当院の精神科は、教授以下10名の教員と5名の臨床助手(大学院生を含む)で構成されています。児童精神科を専攻する医師も病棟業務については、全ての教員と臨床助手と共に成人・児童の区別なく身体加療入院病棟での併診業務を行っています。外来は通常児童を担当します。関連病院に出向している場合は、それぞれ関連病院の業務内容に準じます。

児童精神科の外来診療

外来診療では、児童精神科は一般精神科(成人)とは独立し、原則として中学生まで(初診時)を対象として予約診療を行っています。月曜から土曜まで(偶数土曜は休診)、診療日の土曜は基本的に急患のみ対応しており、三つの診察室を午前と午後の診療に供しています。

外来診療に始めて就く場合は、初めの3ヶ月程度は上級医の診療について勉強することになります。その後は独り立ちしますが、上級医のスーパービジョンを受けることができます。

児童精神科の病棟診療

当院には精神科の病棟がないため、児童精神科領域の治療を主目的とした入院治療は原則的に大学病院では行いません。しかし、小児病棟や骨髄移植目的に無菌室で治療を行っているような身体加療目的で入院している患児を対象に、主科からの依頼に応じて精神面でのフォローのため併診で診療に当たります。大学病院での病棟併診業務は成人・児童の区別なく担当しますので、病棟併診では成人専攻の精神科医も患児を診療し、児童専攻の精神科医も老年のせん妄や認知症などの症例も診療することになります。関連の精神科病院には閉鎖病棟があり、若年の入院患者を受け入れている病院もあり、出向している期間はそれぞれの病院に準じて児童の診療を行うことがあります。

地域との関係

特定機能病院 高度先端医療行為に対応する病院

当院は特定機能病院に指定されており、基本的には紹介患者を診るように指定を受けている病院であり、初診患者の約60%が紹介患者です。紹介元は、療育施設(言葉の教室のような保育園や幼稚園に通いながら利用するシステムも含む)が最も多く30〜40%であり、ついで院内からの紹介(大部分が小児科)、院外クリニックとなっています。

当院近隣では、乳幼児期の定期健診で発達障害を疑い要フォローアップとなったケースは、言葉の教室などに在籍し経過を見られていることが多く、診断を家族に伝えることを目的に、また家族の障害受容をすすめる為に医療受診となるケースが多くを占めているようです。定期検診を行う各市町村の担当部署から発達障害についての勉強会等の講師を依頼されることも多く、発達障害に関する知識の啓蒙を図ることで、定期検診時に発達障害をピックアップする精度が上がることに寄与できているのではないかと考えています。また、地域の特別支援学校や養護施設、授産施設などの嘱託医として、院外で患児たちをフォローしていくことにも積極的に関わっています。

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