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専門性と多様性

当院精神科は医学部開設当初から成人と児童の
2部門を持ち、診療・教育・研究を行っています。

外来は、成人と児童に別れており、それぞれの専門性を生かした診療が行われています。臨床助手は、専門は決めずに成人症例と児童症例のそれぞれについて上級医からのスーパービジョンを受けられるようになっています。助教になった後、児童専攻の医師は児童の、成人専攻の医師は成人の症例を持ち、上級医の指導を受けながら研修できるシステムを取っています。

関連施設との強力な連携

関連施設との連携図

当院の中には、精神科の入院病棟はありませんが、当院の近隣に大学と協力体制にある精神科病院で入院治療が行える体制を作り、速やかな対応ができる体制を作っています。入院治療の経験は、関連病院に出向する中で十分に経験することができます。

病棟では、併診業務が中心になりますが、他科の疾患で入院したものの精神的なケアが必要な患者さんの所へ行き、患者さんやその家族、また病棟で必要とされる精神面での関わりを行い、主科の治療に貢献できていると自負しています。併診を行うチームは、現在、“一般併診”、“緩和・サイコオンコロジー”“救急”の3つに分かれて診療にあたっています。それぞれのチームは、講師、助教、臨床助手で構成され、臨床助手は上級医の指導を受けながら研鑽を積むシステムになっています。また、臨床助手は、3つのチームをそれぞれ経験できるよう定期的にローテート研修できるようにしています。抑うつ、適応障害、せん妄など入院中に診られる精神疾患だけでなく、緩和医療、小児、妊産婦、無菌室治療患者など多彩なケースを経験することができます。

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