臨床助手[後期臨床研修医・後期レジデント]コースの1例
当科では、臨床研修医を修了した精神科医を志す者に対して、臨床助手[後期臨床研修医・後期レジデント]コース・大学院コースのどちらかのコースで入局して頂いております。ほとんどの医師はコース修了時に助教採用試験を受験し、助教として大学教員に採用され勤務しています。当院の臨床助手は他の病院でいう後期レジデントとほぼ同一です。大学院コースでは後期レジデントと大学院生の両方の身分を持っている状態に近いです。他の科や他の病院などでレジデントの途中であった方や臨床助手コースの途中で大学院コースに変更する方などもフレキシブルに対応しています。
- 当大学病院の平日は08:00~16:00が基本の勤務時間です。
- 第2・4土曜は休日です。第1・3・5土曜は08:00~13:30が勤務時間です。
- 日曜・祝日・創立記念日(11月1日)は休日です。
- 「病棟」は当大学病院に身体科で入院されている方の併診業務で、回診や処方が中心になります。
- 「病棟」のどのチームに当たるかは期間によって替わります(年間予定参照)。
- 「病棟」では、研修医や学生と共に回診し、指導も行います。
- 「外来」は大学病院での精神科外来で、担当する患者数や外来ブースの事情により半日になることもあります。
- 「外勤」は関連病院やクリニックでの業務で、通常は成人精神科外来もしくは成人精神科入院の診療業務になります。
- 「外勤」の分の給料が大学病院本体の給料に加算されます。
- 「会議」はほぼ毎週月曜の16:00頃~カンファレンス(30分程度)とその後ミーティング(30分程度)などがあります。
- カンファレンスでは主に前週に新たに担当となった病棟併診症例のプレゼンを行います。
- ミーティングでは主に業務連絡やその週の予定などの確認を行います。
- 月曜の「会議」の時間は上記以外に、症例検討の提示、上級医のレクチャー、学会発表の予演、製薬会社からの情報伝達の時間として利用されます。
- 「勉強会」はほぼ毎週上級医によるクルズスと抄読会に参加します。さらに月1回火曜18:30~臨床精神医学研究会、
木曜18:30~児童研究会が行われています。さらに、希望者は定期的に行っているリサーチミーティングにも参加できます。
- 当直は基本的に当大学病院に精神科医1人となりますが、初めの方は上級医がある程度付き添います。
- 入局1年目に神奈川県精神医学会、日本精神神経学会などで1回以上学会発表を行います。
- 希望者は児童相談所や養護学校、特別支援学級、言語指導教室などの関連の地域の業務に年に数回行くことがあります。
- 医局主催のもの以外に随時自主的に学会や学外の勉強会に参加します(通常2~3ヶ月に1回以上)。
- 当大学病院の給料等については、採用試験の「待遇」を参照下さい。
「入局2~3年目関連病院(A病院での1例)勤務」
- 平日・土曜は09:00~17:00が基本の勤務時間です。
- 日曜・祝日は休日です。
- 「病棟」は担当患者(40人程度)の診療です。担当患者は基本的に通年です。
- 「外来」は関連病院での外来業務で、通常は成人精神科外来になります。
- 「外勤」は大学病院での児童精神科外来で、通常1年目の継続です。
- 「会議」はほぼ毎週月曜の17:00頃~ミーティング(30分程度)などがあります。
- 「勉強会」は大学で行われている臨床精神医学研究会、児童研究会、東海大学精神分析研究会に参加します。
- 「研究」は自主的に研究を行うための日で勤務はありません。
- 月3回程度勤務先病院での当直業務が入ります。
- 勤務時間や担当など、関連病院毎や年度によって異なります。あくまで1例ですので、目安として下さい。
- 担当患者が受け持ち病棟制や、チーム制、性別で担当が分かれ病棟を跨いで担当する場合など色々です。
- 「会議」の内容も日程も関連病院毎にまちまちです。
- 給料も差異がありますが、だいたい大学病院の基本給よりは貰えるはずです。
- 通年での業務体制の変化はあまりありません。
- 地域の業務や学外の勉強会、学会などは1年目と同様です。
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